2013年4月2日星期二

NVIDIA製ポータブルゲーム機「Project SHIELD」は2013年第2四半期発売。同社幹部が明らかに

Project SHIELD。OSはAndroid 4.1.X(Jelly Bean)
 とおり,NVIDIAは,2013 International CESの開幕を2日後に控えた米国時間の1月6日,ネバダ州ラスベガスの「Palms Casino Resort」において報道関係者向け説明会を開催。同社が開発を進めている次期モバイルSoC(System-on-a-Chip)を「Tegra 4」として発表し,概要を明らかにするとともに,同SoCを搭載した独自のポータブルゲーム機「Project SHIELD」を披露した。

Project SHIELDを手に持つJen-Hsun Huang氏

Tegra 4の概要
 開発コードネーム「Wayne」(ウェイン)として知られるTegra 4は,NVIDIAの社長兼CEOであるJen-Hsun Huang(ジェンスン?フアン)氏をして「史上最速のモバイルプロセッサ」と言わしめるSoCだ。ARMの「Cortex-A15」コアを4基と,省電力動作専用のコンパニオンコアによる「4-PLUS-1」構成を採り,GPUコアは72基を集積。2013年1月時点で最速のAndroid端末とされるSamsung Electronics製タブレット「Nexus 10」を圧倒し,「A6X」プロセッサを搭載する第4世代「iPad」と比べても優れているとして,性能比較も披露している。

 Huang氏はTegra 4の市場投入時期や詳細なスペックを明らかにしなかったが,発表会が終わった後,NVIDIAでTegraのマーケティングを統括するMatt Wuebbling(マット?ウェブリング)氏に賳枻工霗C会が得られ,氏からは「Tegra 4のGPUコアは,Tegra 3の拡張版という位置づけで,DirectX世代ではDX9対応となる」という説明を受けている。つまり,Tegra 4のGPUコアも,ドラゴンクエスト10 RMT,Tegra 3までと同様「ピクセルシェーダと頂点シェーダの総数が72基」という構成になるわけだ。
 TegraファミリーにおけるGPUの世代交代は,次世代Tegra「Stark」(スターク,開発コードネーム)以降になるようである。


Project SHIELDはNVIDIAから2013年第2四半期に発売


Project SHIELDの本体サイズはXbox 360 Controllerより一回り大きい程度,ro rmt。Wii U GamePadよりは小さい
 Huang氏が「あっと驚く,新しいもの」として紹介したProject SHIELDの話もしておきたい。
 Project SHIELDは,一見するとゲームパッドのような形をした,5インチ液晶パネル搭載のAndroidデバイス。本体側では1280×720ドットの720p表示に対応し,HDMI端子は4K出力にも対応。ゲームパッド部の中央にあるNVIDIAボタンを押すとTegra Zoneへアクセスできる機能も用意されている。

 NVIDIAはカンファレンスにProject SHIELDのサンプル機3台を持ち込み,Android版「HAWKEN」のマルチプレイなどといったライブデモを行った。さらに,「GeForce GTX 680」搭載のデスクトップPCからストリーミングを行うことで,Project SHIELD上でPCゲームをプレイできるようになるとして,「Assassin's Creed III」のプレイデモも披露してみせた。


 このProject SHIELDを統括するNVIDIAのTony Tamasi(トニー?タマシ)氏は,発表会後,筆者に対して,Project SHIELDを2013年第2四半期中に,NVIDIAが直接販売する形で市場投入すると明らかにした。また,Huang氏も「ゲーム機という色合いが濃いだけに,エンドユーザーへのサポートを充実させる必要がある。グラフィックスカードのパートナーベンダーなどを介して発売するよりも,NVIDIAが直接市場投入すべきだと判断した」という見解を示している。

 価格は未定ながら,思いの外早いタイミングでProject SHIELDは市場へ登場することになりそうである。

Project SHIELD特設ページより。Assassin's Creed IIIのほか,「Battlefield 3」「Borderlands 2」「Dishonored」「HAWKEN」「Portal 2」「The Elder Scrolls V: Skyrim」などといったPCゲームをサポートするようだ


関連トピック記事:

没有评论:

发表评论