。 検索方法が数種類用意されていて,さらにソート方法を変えられるのもポイントとのこと。ソートの方法が画一的だと,皆がソート時の上位素材ばかり使って,結果,どれも同じ音になってしまう危険があるからだという。 また,サウンドファイルのドラッグ&ドロップに対応しており,検索したファイルを波形編集アプリケーション「Sound Forge」へ転送して即座に編集を始められるようになっていたり,リストから複数のサウンドファイルを開けるようになっているのも特徴だ。データベース検索結果からそのまま波形編集アプリケーションへブリッジできるというのは,確かに便利だろう。 プロジェクトが終了した段階で,各人が作成したサウンドファイルをアップロードすることで,その後のプロジェクトにおいても,過去作品の方向性などを理解したうえで各サウンドデザイナーが個性を発揮できるよう,波形素材共有くんは活用されているそうだ,DQ10 RMT。 波形ループ編集ツール「Mugen」 Mugen。波形素材共有くんとは異なり,スタンドアロンで動作する 次に南氏が,波形ループ編集ツール「Mugen」を紹介した。 Mugenはサウンドファイルの一部をループさせる機能に特化したWindowsアプリケーションだ。現在市販されている波形編集ツールのループ機能があまり充実しておらず,同時に社内でループ処理ツールのニーズが高かったため,開発したのだという。 セッション中では実際にMugenを用いたデモが行われたが,サウンドファイルを前述の波形素材共有くんからドラッグ&ドロップしてMugenで開き,再生しながらループ位置探っていけるので,伝統的かつ必須のループ機能は備えていると言っていいだろう。 Mugenのデモ そしてもちろん,クロスフェードループ機能も備える。右に示したスクリーンショットでオレンジのところがクロスフェード処理されている部分で,ループ再生しながらリアルタイムにクロスフェード位置を変更したり,クロスフェード時間を調整したりすることが可能だ。 見る限り,これはかなりの優れもので,筆者もこのようなものは見た記憶がない(※通常は処理コマンドを使用してから,rmt,処理後にサウンドファイルを再生して結果を確認する)。クロスフェードのエンベロープも画面右下のアイコンで設定できるなど,とくにクロスフェード処理関連の機能が充実している印象だ。 なお,Mugenでは,サウンドファイルを再生しながら,サンプル単位でループ位置を移動することもできる
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